2014年6月11日水曜日

打開策

そもそも目的(ユースケース)もなしにスマホとPCのアプリを比較すると言われても何をしてよいのやらわからないですね。そこで、具体的なユースケースを考えて、実際にやってみる。そのうえで、機能や操作性の比較を行うことにする。それぞれのアプリについて次のことを考えてみよう。
  • Google Map
    • 患者支援
      • 急な病気や事故で病院を探すというユースケースを考える。
      • 現在いる場所からもっとも近い医療機関を探す。
      • その際、診療科による絞り込みができるようにする。
      • さらに、その医療機関までの経路や所要時間を求めることができるようにする。
    • 地域医療チーム支援
      • Map上に患者の自宅にマーカーを立てる
      • マーカーをクリックすると患者情報を表示する
      • 訪問記録をGoogleカレンダーで管理できる
    • 材料
  • Evernote
    • 自分の生涯の医療情報を記録するPHR(Personal Health Record)をEvernoteで作成する。
    • 薬局で処方された薬を記録する(お薬手帳)。
    • 病院で受けた検査結果を記録する(検査履歴)。
    • 自分で測定したバイタル(血圧、体重、身長、など)を記録する。 
    • 健康保険証をスキャンしてPHRに保管する。万一、健康保険証を忘れてもこれで代用できる。
    • 受診した病院の情報:診察券や場所、交通手段(これはGoogleMapと連携)が、受診日(これはGoogleカレンダーと連携)を記録する。
    • 「僕の来た道」というアプリと連携して行動記録をEvernoteへ送る。これは、たとえば訪問看護師が一日に訪問した患者の記録を取るのに使う。看護師は自ら記録する必要はなく、自動記録される。それを後で事務所に帰ってからPCで整理する(訪問日誌に加工)、といったスマホとPCの使い分けをする。
  • LINE
    • 地域医療チーム(在宅医、訪問看護師、社会福祉士、医療ソーシャルワーカー(ケースワーカー)、事務など)でグループを登録し、相互の情報交換にLINEを活用する。
    • 訪問看護師が患者宅を訪問し、状況を在宅医に伝える。
    • やりとりのトークの内容は保存してメールでPCへ送り、PC側で整理する(訪問日誌などへ加工)。
    • ソーシャルワーカーによる退院支援と地域医療連携におけるサポート(参考:病院における地域連携と医療ソーシャルワーカーの組織・業務の変化)。
    • 患者あるいはその家族と在宅医あるいは訪問看護師のコミュニケーション手段としての可能性
      • メリットとデメリット
      • あればいいという機能は、操作性は
全部できなくてもいい。できるところまでをこの年度のゼミで行い、残りは次の世代へ引き継ぐ。

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