2014年6月29日日曜日

経産省が描く未来の地域医療

2005年に経産省が立案した国家的に重要な産業技術のロードマップ。それが技術戦略マップ。その2010年版が「技術戦略マップ2010」。その中の「バイオテクノロジー」にある「医療機器分野」に2030年のくらしと医療機器という添付資料がある。



2014年6月25日水曜日

空間データ解析

R絡みの空間データ解析本を2冊、図書館で借りてきた。
Rは統計だけじゃなくGISまでできることに驚愕。他の統計ソフトでは考えられない。これまでGISソフトはQGISを使っていたが、これらの本でRでGISする方法を学んでみよう。特に、GISファイルであるShapeファイルやKMLファイルをRで扱う方法を身に付けよう。

2014年6月23日月曜日

R を使って Shape File から KML ファイルを作るには

Rのrgdalというパッケージを使うとShape FileをKMLファイルに変換できるらしい(kmlラボ)。rgdalの解説や使用方法についてはこのサイトがよさそう。

都道府県境界のKMLファイル

都道府県境のKMLファイルを作ってみた。もとになるShapeファイルはShape File ライブラリから日本全図(japank.zip)をダウンロードして、QGISを使ってKMLファイルに変換した。


http://kumw-info.ddo.jp/~mtanaka/fusion/kml/japank.html

このKMLファイルを使って様々な属性データ(人口、医療機関数、医療従事者数、・・・)を可視化するには、KMLファイルに属性を追加したり編集したりするツールが必要となる。ツールを探すか、あるいは手作りするか。手作りした方が小回りは効くか、さて、どのくらいの作業量となるか。まずは、KMLファイルの分析を少しずつ始めよう。
Rを使ってそういった処理ができるようである。京都大学の地球環境学堂というところがそういうサイトを出している。 まだ、詳しくは見ていないが、Rを使って二つのShape Fileを融合しているようだ。これを手がかりに始めてみよう。

2014年6月21日土曜日

医療機関に訪問看護ステーションを重ねてみました



医療機関レイヤーと訪問看護ステーションレイヤーを重ねることにより、同じマップ上に病院、診療所、訪問看護ステーションを切り替えて表示することが出来ました。医療機関については、病院・診療所・両方をラジオボタンで切り替えます。訪問看護ステーションについては、表示・非表示をチェックボックスで切り替えます。レイヤーを非表示するにはlayer_object.setMap(null)とします。なお、レイヤーは、最後に描いたのが一番手前に表示されます。

http://kumw-info.ddo.jp/~mtanaka/fusion/hospital/hospital3.html











マーカーの黄色は診療所、赤色は病院、そして緑色が訪問看護ステーションです。

2014年6月20日金曜日

訪問看護ステーションの分布を描いてみました

岡山県の訪問看護ステーションをFusion Tablesを用いてGoogle Mapにプロットしてみました。それがこれです。データは、岡山県訪問看護ステーション連絡協議会が公開している一覧表を利用させていただきました。

http://kumw-info.ddo.jp/~mtanaka/fusion/facility/home_nursing_station.html
















ゼミ紹介ビデオ作ってみました

ゼミのプロモーションビデオです。Microsoft Movie Makerで作りました。


http://youtu.be/_wgzc2xbcmw

2014年6月18日水曜日

フュージョンテーブルを使ってマーカーとポリゴンを重ねて表示してみた

フュージョンテーブルにはレイヤという考え方がある。一つのフュージョンテーブルを使って医療機関の所在地にマーカーを立てた。これは一つのレイヤーである。また、別のフュージョンテーブルを使って市町村境界をポリゴンで描いてみた。これも一つのレイヤである。これら二つのレイヤをGoogle Map APIを使って一つのマップにした。それがこれである。

「介護スケジュールや体調をネットで共有する」という新聞記事

今朝の朝日新聞に「介護予定も体調も ネットで共有」という新聞記事が出ていた。要するにスケジュール管理のたぐいだ。家族、ヘルパーなど関係者がネットで情報を共有して介護に役立てようというシステムなのだが、地域包括ケアとは、つまるところこの延長線上にあると言える。ただ、関係する人や職種が増えるという点と、扱う情報がかなりセンシティブになるという点が大きく違うけれども。だけど発想自体はとてもシンプルなもので、この記事に書かれていることと何ら変わりない。もっともこの程度のことなら何もシステムを開発しなくともGoogleカレンダーで十分だとは思うが・・・。ユーザインターフェースを使いやすくするためにシステムを作ったのだろう。
それはさておき、地域連携医療、在宅医療、さらには地域包括ケアについて、その実現に何が必要なのかといったニーズを洗い出し、まずはシナリオを書いてみよう。システム設計は難しいけれど、シナリオ(物語)を書くくらいならできるだろう。ということで、まずは情報収集。

http://www.oya-log.com/Info/info


2014年6月17日火曜日

地理情報を活用した地域連携包括ケアの基礎データ作り

地理情報を使って地域連携包括ケアのための基礎データ作りをやってみてはどうか。たとえば、市町村ごとの医療機関数、介護施設数、訪問看護ステーション数、高齢化率など、関係ありそうな情報を収集して地図上に色分けして表示する。こういった情報を可視化するだけでも基礎データとしては有益ではないだろうか。とにかく、どのようなデータが利用可能か、必要か、そのあたりを洗い出してみよう。また、フュージョンデーブルでKMLファイルを表示する Google Map API についてさらに調べてどのような機能が使えるかについても整理しよう。

参考サイト

2014年6月16日月曜日

フュージョンテーブルを使ってPolygonをGoogleMapに表示してみた

フュージョンテーブルを使えばGoogleMap上にマーカを立てることができることは分かっている。たとえば、全国の医療機関(病院と診療所)にマーカを立て、病院と診療所で色分けしたサンプルを作ってみた。 → 全国の医療機関
今度は、KMLファイルを使ってPolygonをMap上に描いてみた。それがこれ。 → 岡山県の市町村別の世帯数
さらに、KMLファイルをGoogleMap APIを使って読み込んで表示するサンプルを作ってみた。 → 岡山県の市町村(KMLファイルバージョン) 
これをうまく使えば面白いことができそう。たとえば、市町村ごとの医療費、医療機関数などを色分けして表示したり(厚労省の統計データ)、DPC公開データH24H25)を使って医療圏別の疾患数の色分け(よくやっているやつ)などやってみるのも良いかもしれない。とにかく夢が広がりそう。でも、その場合でも目的は明確にしておかねば。そうでないと、また、何をやっているのか分からなくなる。

2014年6月11日水曜日

Windows8.1でKindleをやりたいためにBlueStackをインストールしました

Windows8.1版のKindleはあるらしいが、日本語未対応。そこで、Windows8.1上に仮想のAndroid端末をインストールして、その中にKindleをインストールするという裏技

打開策

そもそも目的(ユースケース)もなしにスマホとPCのアプリを比較すると言われても何をしてよいのやらわからないですね。そこで、具体的なユースケースを考えて、実際にやってみる。そのうえで、機能や操作性の比較を行うことにする。それぞれのアプリについて次のことを考えてみよう。
  • Google Map
    • 患者支援
      • 急な病気や事故で病院を探すというユースケースを考える。
      • 現在いる場所からもっとも近い医療機関を探す。
      • その際、診療科による絞り込みができるようにする。
      • さらに、その医療機関までの経路や所要時間を求めることができるようにする。
    • 地域医療チーム支援
      • Map上に患者の自宅にマーカーを立てる
      • マーカーをクリックすると患者情報を表示する
      • 訪問記録をGoogleカレンダーで管理できる
    • 材料
  • Evernote
    • 自分の生涯の医療情報を記録するPHR(Personal Health Record)をEvernoteで作成する。
    • 薬局で処方された薬を記録する(お薬手帳)。
    • 病院で受けた検査結果を記録する(検査履歴)。
    • 自分で測定したバイタル(血圧、体重、身長、など)を記録する。 
    • 健康保険証をスキャンしてPHRに保管する。万一、健康保険証を忘れてもこれで代用できる。
    • 受診した病院の情報:診察券や場所、交通手段(これはGoogleMapと連携)が、受診日(これはGoogleカレンダーと連携)を記録する。
    • 「僕の来た道」というアプリと連携して行動記録をEvernoteへ送る。これは、たとえば訪問看護師が一日に訪問した患者の記録を取るのに使う。看護師は自ら記録する必要はなく、自動記録される。それを後で事務所に帰ってからPCで整理する(訪問日誌に加工)、といったスマホとPCの使い分けをする。
  • LINE
    • 地域医療チーム(在宅医、訪問看護師、社会福祉士、医療ソーシャルワーカー(ケースワーカー)、事務など)でグループを登録し、相互の情報交換にLINEを活用する。
    • 訪問看護師が患者宅を訪問し、状況を在宅医に伝える。
    • やりとりのトークの内容は保存してメールでPCへ送り、PC側で整理する(訪問日誌などへ加工)。
    • ソーシャルワーカーによる退院支援と地域医療連携におけるサポート(参考:病院における地域連携と医療ソーシャルワーカーの組織・業務の変化)。
    • 患者あるいはその家族と在宅医あるいは訪問看護師のコミュニケーション手段としての可能性
      • メリットとデメリット
      • あればいいという機能は、操作性は
全部できなくてもいい。できるところまでをこの年度のゼミで行い、残りは次の世代へ引き継ぐ。

2014年6月4日水曜日

オープンキャンパスのパネル作成

今日は、オープンキャンパスに展示するパネルを完成させます。すでにパネルに貼るパワーポイントはカラープリンタで印刷済みなので、それをパネルに貼るだけです。
とうとう6月になってしまいました。予定では、5月中に、スマホアプリとPCアプリのユーザインターフェースの比較(操作性など)を行って、「アプリごとのスマホ・PC別ユーザインターフェース比較表」
を作成することになっていました。でも、どうもできているようにありません。そして、6月の予定は
  • 「スマホアプリとPCアプリの比較」をテーマにしたアンケート調査
  • 質問紙の作成
  • アンケート方法の検討
  • アンケートの実施
  • アンケートの集計
になっているのですが、 4月作成予定の「アプリごとのスマホ・PC別機能一覧表」も不完全なうえ、5月作成予定の「アプリごとのスマホ・PC別ユーザインターフェース比較表」もできていないのであれば、アンケートなど作りようがないですね。こうしてスケジュールはどんどん遅れていきます。
さて、何が問題で、これから遅れを取り戻すにはどうすればよいのでしょう。それについて整理してみましょう。まず、何が問題なのかについて整理してみましょう。
  • 卒業研究の目的が不明確(というか何を目的にスマホとPCの比較をやっているのか分からなくなっている)
  • 作業時間が週1コマでは少ない。機能や操作性を調べるには十分時間をかけて使い込まなければならない。週1回触っただけでわかりっこない
まず、卒業研究の目的です。今後、地域医療が進む中、最前線で活躍する在宅医療従事者どうしが情報を共有するツールとしてスマートデバイスは期待されている。そこで、どのような機能があり、在宅医療でどういった使い方ができるのかを知りたい。けれども、スマートデバイスは情報入力のデバイスとしては力不足。そこはやはりPCでなければ。ということで、スマートデバイスとPCにはそれぞれ役割分担がある。それを明確にするためにこの研究を行っている。スマホはこういう局面で、こういうアプリのこういう機能を使う、一方、PCはこういうケースでこのソフトのこの機能を使う。このようにして情報を共有したり、情報を入力する。
次に、作業時間の問題。これは、もっと時間をかけて使ってみる以外にない。その場合も、常に卒研の目的を意識しながら。
  • 在宅医療の現場ではどのような情報が必要とされているのだろうか
  • その情報は誰が入力するのだろうか
  • その情報は誰が利用するのだろうか
  • その情報は誰が更新するのだろうか
 いわゆるユースケース分析をする必要がありそうです。在宅医療について調べなくちゃね。やはり、手段から入ってはいけないのですね。ここでいう手段とは、最初にスマホありきということを言っています。目的が最初になければ何をしていいのか迷ってしまう。
次のステップは
  • どういった操作性が望ましいのか
  • セキュリティはどうやって確保するのか
 このような非機能要件についても調べなくてはいけない。たとえば、情報を保存するのに利用するのはパブリッククラウドなのかプライベートクラウドなのか、ネットワークにVPNを利用するのか、アプリ関連携でどこまで操作性を改善できるか(無駄な重複入力なしにコストパフォーマンスを高める)。