2014年2月17日月曜日

「確率・統計で世界を読む」読破

確率・統計で世界を読む」を読み終えた。これも最初の頃は面白いと思えたが、最後の方は確率の話というよりも雑学の寄せ集めといった感じで読んでいて苛立った。さらに「たまたま」と重複する記述が多くみられ、パクっているのではないかとさえ思えた。いや、違う、少なくとも和書に限定すれば発行年は、こちらの方が早い。

読了

確率的発想法」を読了!後半の数理経済学がらみの話はピンとこなかったなあ。やはり自然科学を学んで育ってきた身にはこの手の話は恣意的で主観的に過ぎるような気がしてならない。それびベイズの話だって前ふりしておきながら、結局、後半では出てこなかったし・・・。なんか欲求不満。そこで、読みかけでやめていた「確率・統計で世界を読む」に復帰。これも今一なんだけれど、とにかく斜め読みでもいいから、最後まで読破しよう。

2014年2月16日日曜日

確率的発想法

期待していなかった本だけに、この本に出会ったのはとても幸運だった。「確率的発想法」。はじめは確率論あるいは統計学の本のつもりで読んでいたけれど、次第に経済学の話になってきた。これまで触れたことのない世界だけに戸惑いはあったが、こういう考え方もあるんだと、目からうろこ。自然科学はある意味で硬直しているのかもしれない。ことに確率の考え方では(おそらく統計も)社会科学の方が柔軟で進んでいるように思われた。今後もフォローしていきたい。そこで、Amazonで「使える!確率的思考」と「使える!経済学の考え方―みんなをより幸せにするための論理」を注文した。また、「不確実性下の意思決定理論」も研究費で購入。

2014年2月14日金曜日

エントロピーの効果

強磁性体の場合、出現確率のもっとも大きなパターンは、全てがそろっている場合である。これは温度に依存しない。にもかかわらず、「典型的なパターン」が温度によって全く違うのは、すべてがそろっている場合よりも混ざっている場合の方が数がずっと多いためである(エントロピーの効果)。ということはカノニカル(ギプス)分布にはこの「数」に対する考慮が含まれていないってこと?いや、そうではないだろう。これは、2つのサイコロを振って、両方とも同じ数が出る確率(1/6)よりも違う数が出る確率(5/6)の方が大きいのと同じで、確かに全部そろっているパターンの方がエネルギー的には小さい(よって確率は大きい)が、それよりも出現確率の低い「全部そろっていないパターン」の方が数が多いので典型的なパターンとして現れるということか?
でもおかしいな・・・。何故これが温度に依存するの?温度が高いと温度の影響でそろっていないパターンが生じやすいから、ということだろうか。

ベイズ統計と統計物理

ベイズ統計と統計物理」という本を図書館で借りて読んでいる。ベイズ統計と統計物理のアナロジーについての短い本。統計物理は大学時代にかじったけれど、結局深くは理解できなかった。久しぶりにギブス分布などに触れ懐かしい。同時にベイズの法則と統計物理の類似性という観点で物事を眺めることの奥深さを感じる。何かできないかな・・・と思うが、これまでにも何もできていないことを考えると望み薄。大学時代、もう少ししっかりこの分野を押さえておけばよかったと反省しきり。

2014年2月13日木曜日

確率・統計で世界を読む

たまたま」を読み終えたので、次に「確率・統計で世界を読む」を図書館で借りてきた。序文を読む限り面白そう。

ランダムネスの証拠

たまたまのP294~295の図「ファンドマネージャー相対ランク」。これをミューチュアルファンド・マネジャーの代わりにプロ野球選手の打率に置き換えたらどうだろう。DPC参加病院の平均在院日数に置き換えたらどうだろう。ランダムプロセスなのか。

Evernoteを使ったPHRはどう?

今年度の診療報酬改定は全面的に在宅医療にシフトするらしい。背景には、ベビーブーマー世代(団塊の世代)が75歳以上の後期高齢者を迎える2025年度問題がある。これからは地域連携医療の時代だ。その場合、いかに患者の診療情報を共有するかが重要になってくる。そのためのツールとして期待されるのがEHR(Electronic Health Records)とPHR(Personal Health Records)だ。前者は、データの蓄積も管理も医療機関が中心となる中央集権型の診療記録で、後者は、患者(個人)が主体となってデータの蓄積や管理を行う分散型の健康情報記録である。私は、後者の方が有望だと考えている。なぜなら、前者は多くの利権が絡み合い、すんなりと前に進みそうにない。加えて図体がでかいと意思決定に時間がかかり、その立ち上げに多くの改善が要求されるようなこういったシステムには不向きだからだ。その点、後者は基本的に草の根運動的なシステムなので小回りが利く。まずはPHRで固めて、次第にボトムアップでEHRへもっていく。そういったシナリオがもっとも現実的だと考える。そこで、PHRである。私は、スマホアプリによるPHRに期待している。今後、PCは減少の一途をたどり、いずれ家庭でPCを見かけるのも稀になり、もっぱらオフィスで見かけるだけになると推測している。そして、PCにとって代わるのがスマホだ。もうすでにその方向に進みつつある。というわけで、スマホをプラットフォームにしたPHRを考える。今回は、そのプロトタイプを手近にある既存アプリを使って構築する。ベースとなるアプリはEvernoteで、それに各種アプリやツールを組み合わせてPHRを構築する。たとえばこうだ。患者はEvernoteに自分の健康情報や診療情報を蓄積する。それぞれノートブックで情報のカテゴリを管理し、日々の記録はノートに記録すればよいだろう。病院ごとにノートブックを分けるのもいい。そして、他の病院に見てもらう場合、ノートブックに蓄積した診療記録に共有をかけるのだ。そうすれば、患者の了解のもとにその医療機関は患者の診療情報を閲覧できる。また、患者はいつでも共有を解除できる。つまり、診療情報は患者の管理下にあることになる。また、血圧、体重、体温などのバイタルはWelnessLinkなどのクラウドサービスを利用して日々蓄積する。これも、共有をかけることによって医療機関に参照させることができるだろう。さらに、Evernoteに処方箋を蓄積すればお薬手帳になる。GPS機能を利用すれば地理的な情報も管理できるので、GoogleMapなどの地図アプリと連携して何か面白いことができるかもしれない。アイデア次第だ。Googleカレンダーと連携して予定管理もできる。診療情報の取り込みは画像として取り込むこともできるし、テキスト情報として取り込むことができる。前者の場合であってもEvernoteにはOCR検索機能があるので必要な情報の検索ができる。紙媒体の取り込みではそのままカメラで撮影してもいいし、SHOT NOTEのようなツールを利用すればきれいに撮れる。QRコードを使えばテキスト情報の取り込みも可能だ。さらにタグを利用して正確な検索も可能だ。こうして考えていくと夢はどんどんと広がる。

2014年2月12日水曜日

ランダムネスの科学

たまたま・・・この本は実に面白い!何かに使えないかな。
映画産業においては、20%の映画が全興業収入の80%をもたらしている。ヒット作品に動かされるこうした産業は完全に予測不可能で、(正規分布とは)まったく異なった分布にしたがう。

2014年2月11日火曜日

面白そうなアプリ

面白そうなものを見つけた。「ピコットフセン(picotto fusen)」というもの。手帳とスマートフォンの写真をつなぐといったアイデア商品です。付箋にQRコードが印字されており、専用アプリを起動してQRコードをかざし、ついでスマホの写真を選んでリンクを登録するといったもの。いわば、スマホの写真に付箋のタグを付けるようなもの。その付箋をノートなどに貼っておけば、そのノートをあとで読み返した時、QRコードへかざすと写真がスマホの画面に現れるという代物。ただし、QRコード自体に画像を保存しているのではなく、あくまでもスマホ本体に保存されている画像を呼び出すだけなので、別のスマホを付箋のQRコードにかざしても画像は現れない。そこで、画像をクラウドに保存し、どのスマホでQRコードを読み込んでも画像が表示されるようにしたら面白いのでは?