2014年2月14日金曜日

エントロピーの効果

強磁性体の場合、出現確率のもっとも大きなパターンは、全てがそろっている場合である。これは温度に依存しない。にもかかわらず、「典型的なパターン」が温度によって全く違うのは、すべてがそろっている場合よりも混ざっている場合の方が数がずっと多いためである(エントロピーの効果)。ということはカノニカル(ギプス)分布にはこの「数」に対する考慮が含まれていないってこと?いや、そうではないだろう。これは、2つのサイコロを振って、両方とも同じ数が出る確率(1/6)よりも違う数が出る確率(5/6)の方が大きいのと同じで、確かに全部そろっているパターンの方がエネルギー的には小さい(よって確率は大きい)が、それよりも出現確率の低い「全部そろっていないパターン」の方が数が多いので典型的なパターンとして現れるということか?
でもおかしいな・・・。何故これが温度に依存するの?温度が高いと温度の影響でそろっていないパターンが生じやすいから、ということだろうか。

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